ひと癖ある香り【甘松】の説明します。
Kansho (Spikenard)
香り: 苦味、甘味(コクがある)日本産の吉草根も甘松の一種
オミエナシ科やそれと同属の植物の根や茎を乾燥させたもの
鎮静作用があるので、嘔吐、慢性下痢、胃痛、食欲不振などの薬の原料にも使われています。
香りが重厚で、動物性香料のようななんとも表現し難い癖がある香りです。
例えて見ると。。。
飼っている猫ちゃんの肉球って臭いのわかっているけど、なぜか嗅ぎたくなるそんな香りかもしれません。🐈
この癖がある香りのおかげで調合する時の注意もあります。
そして酸味があるので、他とのバランスに注意して配合します。
重い香りなので、全体の深みを与えてくれるので調合には欠かせない香りでもありますが、バランスだけでなく配分量も十分気をつけなくてはなりません。
重い香りを加えることで全体の香りに深みが出てくるため、欠かせない香原料のひとつでもあります。
平安時代の薫物(練香)の処方には特に欠かせない香料のひとつとして登場します。
貴族たちがこの香料を好んで使っていたと思うとこの癖のある香りに趣があると感じていたのでしょう。
👩🏻人間もちょっと癖のある人になんだか惹かれるってことありますよね。もしかしたらそんな感じかも⁉️
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