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【沈香】じんこう <シリーズ・香原料>

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香木の中で高価な【沈香】のことをご説明します。
Jinko (Agarwood)

原産地:インド、ミャンマー、ベトナム、タイ、マレー半島、海南島、インドネシアなどの熱帯多雨林
香り: 甘い。清澄で上品な香り
単体で使用
ジンチョウゲ科の常緑樹のジンコウボクに樹脂が沈着したもの


古代インドのサンスクリット語”agaru” は”重い、水に沈む”の意味。
比重が重いので沈むことから、沈水香、沈水と言われます。

 沈香は香木の一つであるのだがで木自体は香ることはありません。樹幹や枝に生じた傷や微生物などによる病害の部分に自然に惨出した木の樹脂が木質に沈着し、芳香を放つように変化したんです。
通常の植物体では樹脂は存在していないため、何らかの原因で樹木の表面に傷がついたりした場合など、外的要因によって樹脂が産生するようです。25-60年以上生きてきた老木でないと沈着は生じません。

 スイもあまいも経験して熟成されてこその❣️良い香りをはなつのですかね。

 

 

 ベトナム産のドロ沈香シャム沈香と呼ばれるもの(主にベトナム産)は、通例馬蹄形等平たい形状をしていて土砂が付着していることが多いそうです。

タニ沈香と呼ばれるもの(主にベトナム・インドネシア産)は、通例棒状の形状をしている。ドロ沈香やシャム沈香と比較すると土砂の付着は比較すると少ない。香りは酸味に加え、甘みのある深い香りが特徴的。

このように沈香はシャム、タニの分類のほか、産地、グレード(樹脂の含有量や香りの質)、そして形状(どのように樹脂が育成されたか)で沈香の質がランクつけられ、ランクが上がるとそれに比例してお値段も上がります。特徴も産地により違うわけです。

桟香(さんこう)と呼ぶ比重が軽いので水に沈まないものもあります。

沈香は、一般的には樹脂化の程度が進み、重く大きいものが良品と考えられています。

そして沈香には鎮静・健胃・解毒作用があるとされ、高貴薬として家庭薬や漢方薬に配合されることもあります・

<よもやま話>

現在は絶滅危惧種としてワシントン条約で天然のものは採取規制され国外へ輸出禁止とされています。

そんな貴重な沈香なので、現地では採取場所を秘密にしているとか。1g=10万円以上となる高価なものもあります。
なので偽物も出回る始末。「沈香詐欺」にはくれぐれも注意しましょう。
 きちんとしたルートや信用おけるとこからの購入でないと痛い目に遭います。

 そしてそれだけ高価なものだから、仮に採取できたとしても、絶対に口外しないようにしているそうです。時に命さえ奪われかねないとか。。。こわいです。

それだけいい沈香は価値のあるものなんです!

一見見るとただの硬い木なんですけどね。(笑)

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この記事を書いた人

あやかのアバター あやか https://lit.link/ayakakoe 

はじめまして。あやかです。
2022年1月にブログをスタートするも迷走。長期充電して2024年2月にお香&介護のブログをリスタート。

<わたしはこんな人>
⭐️個人事業主として「手づくりお香教室 香会」を主宰
⭐️香司※
⭐️所有資格:香司・介護福祉士・書道師範
⭐️認知症母の介護しながら、香司としてお香の先生をしています

※『香司とは・・・』
簡単にいうと、お香の調香師です。お香の歴史、香原料の効能などを勉強して香りをブレンドしてお香を作ります。教室では、手づくりでお線香・塗香・匂ひ袋などを作るのを教えています。

◎無言フォロー大歓迎です。
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