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【白檀】びゃくだん <シリーズ・香原料>

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不動の人気白檀説明します。
Byakudan (Sandalwood)

原産地:インド、インドネシア、オーストラリア、フィジー、アフリカ等
香り:甘味、苦味
ビャクダン科の半寄生常緑高木。現地では主としてマメ科の植物に寄生させ栽培を行なっている。

樹皮や葉に芳香はなく、Santalum album と呼ばれています。
木の幹の芯材部分と根っこのみに芳香があるんです!使われる部分が一部であるということで、比較的高価な香料であることが納得ですね。

香料として使われるようになるには、少なくとも40−50年ほどかかります。

産地や部位、年数により品質・価格もかわります。最上質なものは「老山白檀」と呼ばれインド・マイソール地方で採取されるものと言われます。
他にも種類があり、ランク順に上から

「老山白檀」
「新山白檀」
「根木白檀」
「粕白檀」
 香原料の他、仏像などの彫刻、細かい柄のお扇子、念珠にも実は使われていますので、実は身近にジワっていたりします。

防虫効果にも優れ、正倉院宝仏にも添えられていたり、「薬」として風熱・毒腫を消すと珍重されたそうです。

精油のサンダルウッドは割とメジャーに出回っていますが、刻み、粉に変身したお香の白檀の香りをぜひお試しください。香りは、優しくて上品な甘さがあります

「栴檀は双葉より芳し」*という諺があります。この栴檀は現在センダンと呼ばれている植物のことではなくて、白檀のことだそうです。白檀も双葉のころから香りがあるわけではなく、10年以上栽培しないことには香りが出てこないそうです。時間をかけてじっくりいい香りになるんですね。

 *「栴檀は双葉より芳し」(せんだんはふたばよりかんばし)
栴檀は発芽の頃から早くも香気があるように、大成する人は子供時代からとても優れているという意味

<よもやま話>

お線香や、匂い袋、はたまた塗香に焼香と色々な種類のお香にほぼ使われています。中でもお線香は、「特選白檀」とうたうほど、万人受けする高級な香りでもあります。沈香か?白檀か?のように中心になる香料です。

白檀には、ランクがあり香りの強弱もそうですが、香り自体が違うという特色があります。されど白檀なので、普段からいい白檀の香りをわかっていた方がいいかもしれません。

白檀で作られた扇子は品があって、ほのかに甘い香りがして仰ぐと自分が姫にでもなった気分になります(あくまでも個人感想ですが、、、)

それと絶大なファンがいるのもこの香りの特徴です。お寺さんで焚いているお焼香にも白檀はかなりの確率で入っています。先日お墓参りしたお寺でもしっかり入っているのを確認できました。(笑)

白檀の香りがイマイチわからない人でもいざ香ってみたら、「あーこれなんだ」と記憶を辿るようなことがあるかもしれない。そんな人気のある香りです。

(匂ひ袋)
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この記事を書いた人

あやかのアバター あやか https://lit.link/ayakakoe 

はじめまして。あやかです。
2022年1月にブログをスタートするも迷走。長期充電して2024年2月にお香&介護のブログをリスタート。

<わたしはこんな人>
⭐️個人事業主として「手づくりお香教室 香会」を主宰
⭐️香司※
⭐️所有資格:香司・介護福祉士・書道師範
⭐️認知症母の介護しながら、香司としてお香の先生をしています

※『香司とは・・・』
簡単にいうと、お香の調香師です。お香の歴史、香原料の効能などを勉強して香りをブレンドしてお香を作ります。教室では、手づくりでお線香・塗香・匂ひ袋などを作るのを教えています。

◎無言フォロー大歓迎です。
◎ブログ・介護仲間募集中❤️

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