不動の人気【白檀】の説明します。
Byakudan (Sandalwood)
香り:甘味、苦味
ビャクダン科の半寄生常緑高木。現地では主としてマメ科の植物に寄生させ栽培を行なっている。
樹皮や葉に芳香はなく、Santalum album と呼ばれています。
木の幹の芯材部分と根っこのみに芳香があるんです!使われる部分が一部であるということで、比較的高価な香料であることが納得ですね。
香料として使われるようになるには、少なくとも40−50年ほどかかります。
産地や部位、年数により品質・価格もかわります。最上質なものは「老山白檀」と呼ばれインド・マイソール地方で採取されるものと言われます。
他にも種類があり、ランク順に上から
「新山白檀」
「根木白檀」
「粕白檀」
防虫効果にも優れ、正倉院宝仏にも添えられていたり、「薬」として風熱・毒腫を消すと珍重されたそうです。
精油のサンダルウッドは割とメジャーに出回っていますが、刻み、粉に変身したお香の白檀の香りをぜひお試しください。香りは、優しくて上品な甘さがあります。
*「栴檀は双葉より芳し」(せんだんはふたばよりかんばし)
栴檀は発芽の頃から早くも香気があるように、大成する人は子供時代からとても優れているという意味
お線香や、匂い袋、はたまた塗香に焼香と色々な種類のお香にほぼ使われています。中でもお線香は、「特選白檀」とうたうほど、万人受けする高級な香りでもあります。沈香か?白檀か?のように中心になる香料です。
白檀には、ランクがあり香りの強弱もそうですが、香り自体が違うという特色があります。されど白檀なので、普段からいい白檀の香りをわかっていた方がいいかもしれません。
白檀で作られた扇子は品があって、ほのかに甘い香りがして仰ぐと自分が姫にでもなった気分になります(あくまでも個人感想ですが、、、)
それと絶大なファンがいるのもこの香りの特徴です。お寺さんで焚いているお焼香にも白檀はかなりの確率で入っています。先日お墓参りしたお寺でもしっかり入っているのを確認できました。(笑)
白檀の香りがイマイチわからない人でもいざ香ってみたら、「あーこれなんだ」と記憶を辿るようなことがあるかもしれない。そんな人気のある香りです。
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