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【安息香】あんそくこう <シリーズ・香原料>

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ひと癖ある香り安息香説明します。
Ansokuko (Benzoin)

別名:ベンゾイン
原産地:タイ、ベトナム、インドネシア、マレー半島、スマトラ、ジャワなどの熱帯地方
香り: 甘、数種の香料を配剤する時の保香剤・安定剤の役割
香りの重さ:重
エゴノキ科の常緑樹樹幹に傷を付けて、しみ出してきた樹脂を固めたものである。

薬用では、息を案ずる効果”安息香酸”といった去痰剤。現在薬用ではあまり使われていない。防腐剤に用いられる方が多い。その他では、解熱剤、腹痛、リュウマチの鎮痛剤、慢性潰瘍の治療にも用いられたりするそうです。。

 

産地によって香りが異なり、「スマトラ安息香」と「タイ安息香」があります。市場品の90%以上は「スマトラ安息香」なので、ほぼ「スマトラ安息香」の香りを嗅いでいるのでしょう。

ベンゾインって名でエッシェンシャルオイル(アロマ精油)でも知られています。バニラのような甘さが特徴。樹幹に傷をつけて採取する樹脂香料です。濃い赤紫色で、芳香の強いものが良品。種々のグレードのものが調製し作られているそうです。

香料や化粧品としてのみ用いられている。保留性が高いこともあって、香料として石鹸香料に広く利用されている。

<よもやま話>

 安息の香りって名前だけでもなんか癒しをくれるような名前ですね。さらに「極楽安息香」という名前の香料もあるので、思わず名前買いしちゃうかもしれません。
そんな気になる香原料ですが、樹脂成分のため、燃やすお香には量配分は注意です。この安息香は、幹に傷をつけて、滲み出た樹脂だということなので、自分の身を差し出して困った人た助ける「アンパンマン」みたいだなと勝手に思っています。

(写真はイメージ)
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この記事を書いた人

あやかのアバター あやか https://lit.link/ayakakoe 

はじめまして。あやかです。
2022年1月にブログをスタートするも迷走。長期充電して2024年2月にお香&介護のブログをリスタート。

<わたしはこんな人>
⭐️個人事業主として「手づくりお香教室 香会」を主宰
⭐️香司※
⭐️所有資格:香司・介護福祉士・書道師範
⭐️認知症母の介護しながら、香司としてお香の先生をしています

※『香司とは・・・』
簡単にいうと、お香の調香師です。お香の歴史、香原料の効能などを勉強して香りをブレンドしてお香を作ります。教室では、手づくりでお線香・塗香・匂ひ袋などを作るのを教えています。

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