私が日本人に生まれてよかったと思うナンバーワンの時間が、
『きもの』着ている時間❤️
です。むかし、むかしの日本人は着物を着て生活していました。現在、洋服が私たちが着るものに来て変化しただけなんです。
そう考えると何にも考えずに袖を通して着ればいいのですが、なぜか「着ることができない」という人が多い。
着物を好きな方や、憧れるという方が結構いるのになかなか着るまでいかない方が多いと思いませんか? それってもったいないって思うんです。原因はなんでしょう?
答えは、ひとつだけではないでしょう。これから述べるのは、わたしが昔聞いたことがあり実際にそうなのかもと思う一意見です。
1. 『きもの』は高価だから買えない、または持っていない。
ひとつは、
時代変化による人々の着物離れを止めようと、世の中の景気が上昇した時にわざわざ着物にもちょっとした付加価値をつけ更に高級感をださせて売ってしまった業界策のせいだった説があります。高くても売れるからどんどん値段を釣り上げる。そして、高価なものになってしまったわけです。まさに欲に駆られてしまった代償かもしれません。
着物業界というと、呉服屋さんだけでなく、各種着物に必要な道具を販売しているところ、着物を作っているところ、着付けを教えているところ、そして、そもそも着物を仕立てる職人のいるところも入りますね。
もちろん着物を染めたり、刺繍したり、織ったりと手がかかっている反物(たんもの)は技術的に手がかかり、作るのも時間がかかるので、高価になることは言わなくともわかります。ひとつのものにたくさんの人の手がかかるとその分高価なものになるのは仕方ないです。
その上、景気がよくなっているのに便乗して更に付加価値をあげ値段も吊り上げって着物はひとつの「贅沢品」になったわけです。
そうして一部の人の贅沢品となり、気軽に手が出ないものになってしまって、果ては着物人口が減ってしまったのかもしれないです。
2.『きもの』の着付けがわからない
着付けがわからない。いろんな道具を使わないといけない。間違った着方をしていたら恥ずかしい、なんかいっぱいの工程が必要でよくわからないなどなど。
正直いって、着付けの準備はあります。そして、洋服にはない抑えるところを抑えないとフォームが簡単に崩れます。
ただ、着付けが難しいと感じてしまうのは、以下の体験が強く残っているからかもしれません。
特に女性は過去に着物を着た体験が元になります。卒業式などの袴、成人式。
どちらも着付けのプロに予約して着せてもらいませんでしたか?
確かに袴はともかく成人式の着物は華やかにするために特に帯の締め方は特別な形にいたします。
ヘアスタイルも華やかに時間をかけてプロに任せて行いますね。
ヘアから着付けまで予約をして当日は時間をかけて着付けてもらう。そんな体験から、着物って大変だと思ってしまってはいませんか?
<余談1>
ひと昔前にはこういうのが嫌だから着ないという理由もありました。
それは、「着物Gメン(ジーメン)」説です。
この名称は、何年か前に着物着る人たちの中では割と運びっていました。
それは、昔大金叩いて着物を購入して、これまた大金叩いて着付けを習った方からの、着付けチェック(助言)です。
ここ数年は世の中の風潮により、個性を尊重するというのが当たり前になってきて、どんな格好でも間違いはなく割と受け入れますが、少し前には、やれ、着物はこう着ないとダメだとか、季節にあっていないだとか、そもそも、TPOにきちんと合わせないとダメだとかそれをチェックしてくる人がいました。
言ってこられる方々は、多分着物が好きで着姿から伝統をきちんと守っていかないとという強い使命感があるのかもしれませんが、着物初心者🔰にとっては、これは大きな壁でもありました。
私は言われたことはないのですが、ネットなどの書き込みの嘆きは見たことがあります。
洋服の着方ではそうとやかく言われないのに、着物になると言われる。
ただただ好きで着ているだけなのに。しかも知らない人に。
考えただけで、うんざり嫌になりますよね。
<余談2>
「四季によって着るべき着物が決まっている」説。
上の表でわかるように着物に代表される絹の着物以外でも木綿や、ウール、麻などたくさん種類があります。
その他、裏地が着いた袷(合わせ)というものと、裏地がなくて単衣(ひとえ)というもののタイプ違いもあります。着物以外でもこの月にはこれ、この時期はこれって大体決まっています。
「えーーー、何着てもいいんじゃないのー?」と面倒くさく思う人もいるかもしれません。
3.『きもの』は、持っているけど、洋服みたいには動けない。
姿勢正しく、清楚な所作をしないといけない。
これは確かに場所にもよります。
でも浴衣を着たことある方はわかりると思いますが、割と動けます。
確かに洋服ほどの体の自由さはないとしても、ウールの着物でしたら、足元少し広がったりはしますが、自転車も乗れなくはありません。(まあ転んで事故に遭うことも想定すればお勧めはしません)
洋服みたいに動けないそれはそうですね。そこは否定できません。作りが違います。
だからこそ、着物の着姿を楽しめばいいのではないでしょうか?
まとめ
そしてこれらを解決するためのきもの好きなわたしの答えは以下です。
【きものは高価?!】
これはもう昔の話ですので、今は割と庶民に手の届く金額から商品が選べるようになってます。素材も多様化しており、絹の着物に全く劣らない肌触りで、クリーニングできる着物も出ています。
それと中古(アンティーク)の着物を取扱するお店もあり、金額の上では安価からお試しができるようになりました。
あと、お洗濯ができない。もしくはクリーニングが高いという声もありますが、普段は、衣紋掛けにかけて風を通してあげる方法で充分です。何回かに一度とか、汚れなどが着いた時クリーニングは出すので充分ですよ。
【着付けがわからない】
こうしないとダメというのはとりあえず、考えるのをやめましょう。簡単に着れる方法を探して、あとは着ているうちに覚えていき、自分のやり方を見出していくのがいいですよ。
【動きにくい】
普段着として木綿やウールの着物ならば着方がかっちりしなくても大丈夫です。近年はジーンズ素材もあったりと洋服生地のものもあります。帯も半幅帯にしたら、締め付けもなく、動くのにも邪魔になりにくいです。
最後に。。。
普段着の着物はコツさえ掴めば自分で着れるようになります。
現にわたしは何人かの知人に教わっただけで専門のスクールで教わったりはしていません。
あとは、本をみたり、YouTubeなどの動画を見て練習しました。
『きもの』を持っていて着たいなと思っているのならば、是非是非チャレンジしてもらいたいです。
その時はきちんと着なきゃと自分でハードルを上げず、着ることを楽しんでください。
初めは時間がかかって、綺麗に着れないかもしれませんが、着る数を重ねるうちに自分の体型にあった着方で着ることができるようになります。
わたしもまだまだ綺麗に着れてはいないし、いまだに工程を間違えてやり直すこともあります。
でもやっぱり着物って着ていて居心地がいいですし、これからももっともっと着ていきます。
Let’s enjoy KIMONO’s life!
コメント