ひと癖ある香り【安息香】の説明します。
Ansokuko (Benzoin)
別名:ベンゾイン
原産地:タイ、ベトナム、インドネシア、マレー半島、スマトラ、ジャワなどの熱帯地方
香り: 甘、数種の香料を配剤する時の保香剤・安定剤の役割
香りの重さ:重
エゴノキ科の常緑樹樹幹に傷を付けて、しみ出してきた樹脂を固めたものである。
産地によって香りが異なり、「スマトラ安息香」と「タイ安息香」があります。市場品の90%以上は「スマトラ安息香」なので、ほぼ「スマトラ安息香」の香りを嗅いでいるのでしょう。
ベンゾインって名でエッシェンシャルオイル(アロマ精油)でも知られています。バニラのような甘さが特徴。樹幹に傷をつけて採取する樹脂香料です。濃い赤紫色で、芳香の強いものが良品。種々のグレードのものが調製し作られているそうです。
香料や化粧品としてのみ用いられている。保留性が高いこともあって、香料として石鹸香料に広く利用されている。
安息の香りって名前だけでもなんか癒しをくれるような名前ですね。さらに「極楽安息香」という名前の香料もあるので、思わず名前買いしちゃうかもしれません。
そんな気になる香原料ですが、樹脂成分のため、燃やすお香には量配分は注意です。この安息香は、幹に傷をつけて、滲み出た樹脂だということなので、自分の身を差し出して困った人た助ける「アンパンマン」みたいだなと勝手に思っています。
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