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【甘松】かんしょう <シリーズ・香原料>

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ひと癖ある香り甘松説明します。
Kansho (Spikenard)

原産地:ヒマラヤ高知や中国、インド東北部、中国
香り: 苦味、甘味(コクがある)日本産の吉草根も甘松の一種
オミエナシ科やそれと同属の植物の根や茎を乾燥させたもの

鎮静作用があるので、嘔吐、慢性下痢、胃痛、食欲不振などの薬の原料にも使われています。

香りが重厚で、動物性香料のようななんとも表現し難い癖がある香りです。

👩🏻甘松自体の香りはいわゆる「うっ」となる香りです。人によってはちょっと不快な香り。でもなぜかまたちょっとなら嗅いでみたくなる妙な香りでもあります。

 

例えて見ると。。。

飼っている猫ちゃんの肉球って臭いのわかっているけど、なぜか嗅ぎたくなるそんな香りかもしれません。🐈
この癖がある香りのおかげで調合する時の注意もあります。

タニ沈香と相性が良いです。
でもシャム沈香とは相性いまいちです。

そして酸味があるので、他とのバランスに注意して配合します。
重い香りなので、全体の深みを与えてくれるので調合には欠かせない香りでもありますが、バランスだけでなく配分量も十分気をつけなくてはなりません。

重い香りを加えることで全体の香りに深みが出てくるため、欠かせない香原料のひとつでもあります。

<よもやま話>

平安時代の薫物(練香)の処方には特に欠かせない香料のひとつとして登場します。

貴族たちがこの香料を好んで使っていたと思うとこの癖のある香りに趣があると感じていたのでしょう。

👩🏻人間もちょっと癖のある人になんだか惹かれるってことありますよね。もしかしたらそんな感じかも⁉️

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この記事を書いた人

あやかのアバター あやか https://lit.link/ayakakoe 

はじめまして。あやかです。
2022年1月にブログをスタートするも迷走。長期充電して2024年2月にお香&介護のブログをリスタート。

<わたしはこんな人>
⭐️個人事業主として「手づくりお香教室 香会」を主宰
⭐️香司※
⭐️所有資格:香司・介護福祉士・書道師範
⭐️認知症母の介護しながら、香司としてお香の先生をしています

※『香司とは・・・』
簡単にいうと、お香の調香師です。お香の歴史、香原料の効能などを勉強して香りをブレンドしてお香を作ります。教室では、手づくりでお線香・塗香・匂ひ袋などを作るのを教えています。

◎無言フォロー大歓迎です。
◎ブログ・介護仲間募集中❤️

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